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【後日レポート】2024年ノーコードベンダー&パートナー忘年会 / ノーコードとAIの融合:未来を拓く最新トレンド

背景/概要

今回のイベントは、ノーコード技術と生成AIの最新トレンドを共有し、ノーコードに関連する各ジャンル/各ベンダー&パートナーが交流し、横のつながりを作って、情報交換・連携を加速させていく目的で開催されました。参加者にはエンタープライズ企業の担当者からノーコードに興味を持つ個人まで幅広い層が集まり、ノーコード市場の現状や最新の生成AIとの融合事例について議論が交わされました。また、フランスで開催された「ノーコードサミット」の報告を通じて国際的な視点も加わり、参加者に多くの示唆を与えました。


第一部:ノーコードカオスマップとノーコード市場について

<内容・洞察>

第一部では、NoCoders Japan協会 理事の西澤 志門 氏より、 ノーコード市場の現状と拡大の背景について解説がありました。日本国内ではDX推進が加速する中、「内製化ニーズの高まり」がノーコード市場を支える重要な要因となっています。2024年版のノーコードカオスマップが紹介され、ツールの多様性や業界別の動向が視覚的に示されました。一方で、要件定義の難しさや適切なツール選定の複雑さといった課題も指摘されました。

<サマリー>

ノーコード市場は継続的に拡大しており、特に内製化を推進する企業にとって重要な技術基盤となっています。カオスマップは、この市場の多様性と成長可能性を示す指標として大いに活用されています。

<キーポイント>

ノーコードの成長を支えるカオスマップが市場の多様性とトレンドを明示。


第二部:AIカオスマップとノーコードとAIについて

<内容・洞察>

第二部では、NoCoders Japan協会 代表理事の高橋 翔(Sho T) 氏より、AIカオスマップを通じて生成AIとノーコードの相互関係について議論が行われました。生成AIの進化により、ノーコードツールのUXはドラッグ&ドロップ操作から自然言語インターフェースに移行しつつあり、これによりノーコードがより広範なユーザー層にアクセス可能になっています。具体的な事例として、生成AIを活用したアプリケーション生成や業務効率化のデモが紹介されました。

<サマリー>

生成AIはノーコード技術を補完する重要な存在であり、両者の融合によって企業のDX推進がより加速する可能性が示されました。この進化により、ノーコードツールはさらなる創造へのユーザーエクスペリエンス(UX)の向上を実現しています。

<キーポイント>

生成AIとの連携で、ノーコードのUXが飛躍的に進化


第三部:フランスのノーコードサミットについて

<内容・洞察>

第三部では、株式会社 ふえん 代表取締役社長 安藤 昭太 様より、フランスのスタートアップ拠点「スタシオンF」で開催されたノーコードサミット2024の報告がありました。サミットでは、ノーコード技術の最新事例が多数紹介され、特にエンタープライズ市場での活用が注目されました。国際的な視点から見ると、日本とフランスでのノーコードの普及状況には類似点が多く、生成AIとの組み合わせによる進化が共通の課題として議論されていました。

<サマリー>

このサミットを通じて、ノーコード技術がグローバルでどのように展開されているかが明らかになりました。特に生成AIを活用したエンタープライズ向け事例が日本市場においても適用可能であることが示唆されました。

<キーポイント>

生成AIを活用したノーコードの事例がグローバル市場で拡大中。


第四部:LTセッション

<LT1:サスケWorksについて>

株式会社インターパーク様の発表では、ノーコードツール「サスケWorks」の紹介が行われました。このツールは、ドラッグ&ドロップで業務改善アプリを簡単に作成できることが特徴です。さらに、AI連携機能を活用することでプロンプト入力によるアプリ生成が可能で、要件定義が難しい場合でも支援ツールとして活用できます。

<キーポイント>

「サスケWorks」はAI活用で要件定義の壁を克服。


<LT2:Creatioについて>

株式会社BlueMeme様からは、新製品「Creatio」の紹介がありました。このツールは、ビジネスプロセス管理を基盤にしたノーコードツールで、生成AIとの連携による自動化とセキュリティ対応を強化しています。特に金融分野での活用実績が豊富であり、大規模な業務プロセスの効率化を実現します。

<キーポイント>

「Creatio」は高度な業務プロセスの自動化を支援。


<LT3:NoCodeCampについて>

ノーコードキャンプ様からは、「ビジュアルIDE」を活用した新しいノーコードの在り方を提案しました。複雑なコードをノーコードツールに組み込み、ドラッグ&ドロップで管理可能にするというアプローチで、生成AIとの親和性が高い点が強調されました。

<キーポイント>

「ビジュアルIDE」で複雑なコードをノーコードに統合。



懇親会

結果的に20社30名ほどが集まり、活発な意見交換が行われました。


全体としてのまとめ

イベント全体を通じて、ノーコードと生成AIの進化が新たな可能性を生み出していることが確認されました。ノーコードの技術は、内製化の推進において重要な役割を果たすだけでなく、生成AIとの連携によってこれまで以上に革新的なソリューションを提供するポテンシャルを持っています。さらに、グローバルな視点を取り入れた協会活動が市場全体の発展に寄与する可能性も示唆されました。


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