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ノーコードとローコード何が違うの?おすすめサービスをご紹介!

”ノーコード” ”ローコード”という言葉を耳にする機会が増えてきました。

”ノーコード” ”ローコード”と聞くと横文字でもあるためシステムチックな印象を受けがちですが、むしろシステムに詳しくない方でもデジタルを活用できるような世界観を作り出しているのが、ノーコードサービスであり、ローコードサービスです。

ノーコードサービス、ローコードサービスが普及してきたことにより様々な業務が簡略化、自動化されるようになり多くの企業がその恩恵を受けられるようになりました。

少しニュアンスが違う”ノーコード”と ”ローコード”についてご説明します。

目次[非表示]

  1. 1.ノーコードとは
  2. 2.ローコードとは
  3. 3.有名なノーコードサービス3選
    1. 3.1.(1)Shopify
    2. 3.2.(2)Webサイト構築といえばWix
    3. 3.3.(3)yappli
  4. 4.有名なローコードサービス3選
    1. 4.1.(1)Salesforce Lightning Platform
    2. 4.2.(2)Kintone
    3. 4.3.(3)Microsoft Power Platform
  5. 5.まとめ


ノーコードとは

プログラミングのスキル知識を必要としないコーディング作業なしに、画面設計のみでアプリ作成、システム開発ができるツールや環境があることをいいます。
プログラミングの知識が不要なため、誰でもアプリケーションなどが作れるのが特徴で、業務担当者やシステム部門で使われることが多いです。

特に利用用途としては、パッケージングソフトウェア製品やスクラッチ開発のアプリを導入していてもそれらでは網羅できないデータ管理や導入後の運用変更などの隙間作業を業務担当者が補うような場合に便利です。

さらに、エクセルやスプレットシートに変わるツールとして活用するなど日々の業務の効率化などに利用されることが多いのが特徴で、システムエンジニアに依存することなく、業務部門自ら解決することができる手段となり、これによりIT人材不足を解消でき、さらに場合によって外部委託にかかる時間やコストの削減にもつなげることができます。

使用できるパーツやテンプレートがツールに依存されており、できる範囲が限定的なのがデメリットになります。

ノーコードは、小さなアプリケーション開発、シンプルなアプリケーション開発に適合します。


ローコードとは

プログラミングのスキル知識をほぼ必要とわずかなコーディング作業のみでアプリやシステム開発ができるツールや環境があることが特徴です。何より、圧倒的に少ないソースコードでアプリケーションを開発可能であるため、クオリティ高いシステムをスピーディに構築で切るという特徴がありますが、プログラム知識が必要であるため、開発ベンダーの知識がある人向けと言えるでしょう。

ローコードは、拡張性のあるアーキテクチャ・再利用可能なオープンAPIを利用でき、ノーコードと比べて自由度が高く拡張性が高いのが特徴です。これは、広範囲のシステム・アプリケーションの開発に適合します。

さらに、高度なカスタマイズや自動化処理、他システムとの柔軟な連携が可能となるため、プロ開発者が短期間で業務アプリなどを作成するための手段として用いられることが多く、最終的にプログラム言語でスクラッチ開発する場合でも、ローコードツールを用いて、モックを作ることができ、プロトタイプを短期間で開発し、業務部門に確認しながら仕様を決めていくようなアジャイル開発の用途にも利用されます。


有名なノーコードサービス3選

ノーコードサービスは、プログラミングが一切必要なく、むしろ一切プログラミングができない仕様になっていることが多く、一切の開発が不要なため誰でも簡単に初期設計ができ運用まで行えるサービスです。
一方でカスタマイズ性が低いことが多いため、最低限であの形を実現したい方におすすめです。


(1)Shopify



最強のECパッケージともいわれる「shopify」。自社ECサイトを簡単に作りたいなら「shopify」がおすすめ。言語が豊富に設定でき、決済手段も豊富に設定できることが特徴的です。カスタマイズも用意されているアプリを組み合わせることで実現できるため、開発の必要なく自社ECサイトの構築が実現できます。ECサイト構築に関する内容で、専門性が高いので、ノーコードであってもある程度柔軟性があるツールといえるところが特徴です。

shopify


(2)Webサイト構築といえばWix


まさにPowerPoint感覚でWebサイトの構築が可能です。画像を重ね合うなど配置も自由自在なので、CSSを書くことなくデザイン性の高いページ表現ができることが特徴的。
数多くのデザインテンプレートも選択でき、デザインに自信のない人でも簡単におしゃれなWebサイトの構築ができます。

Wix


(3)yappli


アプリ開発といえばyappli。単にアプリを構築するだけでなく、運用、分析をノーコードで提供するアプリプラットフォームです。
アプリを作って成し得たい成果を実現するためのサクセスサポートが提供されているのも特徴的。アプリマーケティングに必要な機能が搭載されていて、誰でも簡単にアプリの運用が可能です。

yappli


有名なローコードサービス3選

ローコードサービスは、各種ツールの連携や入力項目のカスタマイズなどで一部プログラミングが必要なサービスです。

運用フェーズに入ってしまえば、基本的にはプログラミングすることなく運用ができるサービスですが初期設計のフェーズで一部開発が必要になるケースがあります。


(1)Salesforce Lightning Platform


CRMツールとして人気が高いSalesforceが提供しているローコードサービスです。
CRMとは、「顧客関係管理」を意味し商談顧客の特性やパフォーマンスをデータ化することによって、効果的な営業活動を実現させることができます。
一方で、業種や職種によって取得したいデータが異なるため一定のカスタマイズが必要となるため様々なアプリを駆使しながら設計する必要があります。

Salesforce Lightning Platformは、むしろカスタマイズしやすい設計となっているため支持されているローコードサービスです。

Salesforce Lightning Platform


(2)Kintone


Kintoneは営業管理ツールとしても活用できますが、バックオフィス(勤怠管理など)でも活用できるのが特徴です。
100種類以上のプラグインが存在し、実現したいことが自在に設計できるのが特徴的です。
中小企業から大手企業まで、約2万社近い企業に導入されてるローコードサービスです。

Kintone


(3)Microsoft Power Platform

業務プロセスの自動化やワークフローの実現をするために、Power Apps、Power Automate、Power BI でデータの収集から解析・予測までを実行できるローコードサービスです。
・Power Apps:実用的なビジネスアプリケーションを開発するサービス
・Power Automate:自動ワークフローを作成し、RPAによってその作業でさえも自動化するサービス
・Power BI:Excelのような使い心地の中で、データの統合と分析を行い、美しいレポートの作成をサポート

これらを組み合わせることによって、無駄な作業に時間をかけることなく、効果的なビジネスワークフローを作成できるのが特徴的です。

Microsoft Power Platform



まとめ

最小限に優れたものを形にしたい方は「ノーコードサービス」がおすすめです。有識者(エンジニアやデザイナー)が組織に不在でも、誰でも簡単に操作ができ、成し得たいことを実現することができます。

一方で、自社ならではのカスタマイズや複数ツールを連携してデータを統合したい場合については「ローコードサービス」を検討しましょう。

一部、有識者の力は必要になりますが、高いレベルでのデータの可視化や分析が可能になるため結果的に良いパフォーマンスにもつなげやすくなります。

本記事でご紹介したサービス自体も日々進化を遂げていて、より便利に活用いただける世界、より欲しいものが簡単に手に入る世界観にどんどん近づいていくことでしょう。

またご紹介したサービスのみならず、新しい「ノーコードサービス」「ローコードサービス」が誕生しています。比較的安価に利用できるサービスも多いので、課題解決の一つの手段として利用してみてはいかがでしょうか。


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