【売上アップ編】マーケティング〜営業部署で使われるおすすめノーコードツール

「ノーコードツール」というとペーパーレス化やハンコデジタル化など生産性を大幅に改善させるためのバックオフィスで活用されるイメージが強いですが、実は売上アップのためのノーコードツールも数多く展開されています。

有効な問い合わせを増やすミッションを持つマーケティング部で活用されているノーコードツール、顧客リストを有効に活用しながら受注確率向上に貢献するための営業部で活用されているノーコードツールがあります。

特に顧客管理の文脈では、従来ではExcel管理がされてきましたがノーコードツールの活用によってExcel管理では対応しきれない細かい分析や、商談の詳細内容を複数人が情報共有できるようになりました。

ここでは、売り上げを上げるためのおすすめのノーコードツールをご紹介します。

【1】顧客管理ツール（SFA / CRM）

営業マンにおいては契約数を増やすために、提案顧客のステータス管理やネクストアクションの管理など欠かせない業務があります。従来の方法だと各自がExcelで管理し属人化してしまうという問題がありました。一人の営業マンが成果を残す体制ではなく、全ての営業マンが成果を残せる体制にするためには、営業手法のシェアや資料の共有などは欠かせません。

顧客管理領域では、契約前の営業商談ステータスの自動管理等を行う「SFA」と契約後の長期に渡った関係構築のためのマネジメントを行う「CRM」という考え方があります。

□ SFAとは

Sales Force Automation（セールスフォースオートメーション）の略で、「営業の自動化」や「営業活動を支援するツール」を意味します。あるいは単に「営業支援システム」と呼ばれることもあります。

既存の営業プロセスの効率化や自動化を遂行するためのシステムとしてSFAは捉えられています。例えば、商談を開始してから受注に至るまでの進捗状況をデジタルデータとして可視化することや、その活動プロセスの管理・分析などをSFAは担うことができます。

□ CRMとは

SFAに類似したものとしてCRMが存在します。CRMは、Customer Relationship Management（カスタマーリレーションシップマネジメント）の略で、「顧客関係管理」や「顧客関係性マネジメント」を意味します。

長期にわたって顧客と良質な関係を維持することで、LTVの向上を目指す経営マネジメント手法​​としてCRMは捉えられています。

参照：SFAとCRMの違いを徹底解説：それぞれの役割と機能の違いとは？｜Marketing & Innovation Garage

Sales Cloud｜Sales Force

「SFA＝セールスフォースオートメーション」の略として定義されているように、SFA領域の一人者です。商談のステータス管理だけではなく、商談記録をカスタム項目を作って管理することによって分析データとしても活用ができます。Sales Cloudは、個社ごとやプロジェクト単位で項目をカスタマイズ設定できるため、設計ができる人材がいる企業におすすめです。

Sales Cloud｜Sales Force

Senses（センシーズ）

”現場主義”をテーマに誰でも使える操作感を実現したSFA／CRMツールです。AIが案件のリスク分析や類似案件を直接アドバイスしてくれる機能があり、入力自動化を実現できます。また営業先の企業データなどもSensesの中で取得が可能。各種評価されているSFA／CRMツールです。

Senses（センシーズ）

eセールスマネージャー

導入実績5,500社以上されているCRM/SFAツールです。 研修制度や顧客アドバイザーなど、 導入から運用まで高いフォローアップ体制を備えているのがeセールスマネージャーの特徴です。     

eセールスマネージャー

【2】MA（マーケティングオートメーション）ツール

マーケティングオートメーションというワードは業界用語でありながら多くの企業で耳にしたことがあるのではないでしょうか？
MAツールとは、売上向上を目的としたマーケティング自動化ツールのことを指します。

見込み顧客の育成ができるもので、タイミングに合わせたメール配信の自動設定や検討度合いの高い顧客を抽出する機能など、営業マンが効果的に営業活動を行うためにマーケティング活動を自動で行います。 

SATORI

SATORIは顧客セグメントに対するメール配信機能はもちろんこと、Web接客機能が豊富であることが特徴です。セグメントした顧客に対して適切なポップアップ表示をする機能や、ウェブ上のコンテンツのパーソナライズ化が可能です。メール配信とランディングページの最適化を行うことで、売り上げ向上につなげます。  

SATORI​​​​​​​

BowNow

無料のフリープランから利用できるのが特徴的なBowNow。「低コスト」で「使いやすい」MAツール開発コンセプトのもと、シンプルな設計で作られています。専任部署がなくても利用されているMAツールです。 

BowNow

【3】CMS（コンテンツマネジメントシステム）ツール

Webサイトを構成するテキストや画像、 デザイン・ レイアウトなどの  コンテンツを一元的に保存・管理するシステムのことを指します。簡単にいうと、Webサイトのページ作成、更新編集をHTMLを触らなくても実行できるサービスです。

Wordpress

世界で最も利用されているCMS「WordPress」。完全オープンソースのCMSツールなので、無料から利用ができます。一方でサポート体制がないため、Webの構造に熟知されている人が利用されるケースが多いです。多くのテンプレートやプラグインが開発されていて、必要に応じて組み合わせながら構築することが可能です。

Wordpress​​​​​​​

STUDIO

デザインの領域により力を入れられているCMSツールです。テンプレートが豊富であり、またノーコードで簡単に構築できることが特徴です。デザインフルなWebサイ トを簡単に構築したい人向けのツールです。

STUDIO

【4】オールインワンツール

「顧客管理（SFA / CRM）」「マーケティングオートメーション（MA） 」「コンテンツマネジメントシステム（CMS）」これらを一つのツールで完結できる”オールインワンツール”。

複数のツールにログイン、バラけたデータを各々 ダウンロードして統合させて分析、ツールごとに運用方法がバラけることによる属人化、というマーケターの悩める問題を解決できるツールです。

ferret One

ferret One は、BtoBに特化したオールインワンマーケティングツールです。複雑なシステム連携やツール連携が不要で、導入すれば全てのデータが1つのツールの中で連動して活用することができるのが特徴です。CMSについては”そのまま編集”機能がとても使いやすく、Web構築における専門知識がなくても誰でもサイト構築できる使用感が評価されています。

ferret One

Hubspot

世界中で使われているオールインワンツールですが、HubspotではCRMプラットフォームをベースに、SalesHub（SFA）、MarketingHub（MA）、CMSHub（CMS）を組み合わせて利用できるサービスです。CRMは無料で利用することができ、必要な機能の連携に応じて課金される仕組みです。 

Hubspot

まとめ

世の中的に「営業DX」というキーワードも聞こえるようになってきました。売上を効果的に効率的に上げていくためのおすすめ ツールをご紹介いたしました。課題感に合わせて導入検討されるとよろしいかと思いますが、どのツールを利用するにしても導入後にちゃんと活用できるのかが大切なポイントです。どのツールもノーコードで利用できるため、使用感を確認した上で、活用体制を整えてから利用されることをおすすめいたします。

※ 本記事の情報は2022年3月時点での情報となりますのでご了承ください